コラム

砂糖の話 粗糖 -その4

現在、弊社において粗糖の販売先としては、8割以上が梅の加工会社へ納品させていただいていますが、その大きな理由の一つとしては、粗糖の話その3で紹介した粗糖の特性である精製された砂糖に無い独特の風味豊かな甘さが、梅の酸味に負けない甘味質である事から用いられます。もう一つの理由としては、以前は原糖に近いものを使っておられ(原料糖を1~2回程、洗濯機の脱水層のような機械で洗った程度の粗糖)、洗双糖(せんそうとう、あらいざらとう)と呼んでいましたが、その商品が製造中止になり粗糖へ代替えしていただいた経緯がある事から、現在も使用していただいている理由の一つです。
消費者の国内産は安心、安全という観点からニーズが高まった国内産粗糖ですが、低製糖でミネラル成分が多く含まれ、風味も豊かな面でも選ばれているお砂糖です。

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