コラム

砂糖の話 ザラ目糖 -その3

今回は、白ザラ糖についてのもう一つの特徴をお話しします。
素材との甘味などに、たいへんよくマッチする白ザラ糖ですが、「食感」というのも重要なキーワードになっています。
これは、白ザラ糖をそのまま口に入れて噛み砕いた時に感じられる歯ごたえと、その後にくる甘味のことです。
代表的なものとして、カステラの底の砂糖のかたまりや、あられにトッピングされているものが、白ザラ糖です。
これは食べた時の砂糖の甘さより、カリッと口の中に感じる食感を重要視しています。絶妙の大きさが噛み砕く食感としてベストであり、その後から程よい甘さが感じられ口の中に残るという特性も白ザラ糖の持ち味なのです。
最近、洋菓子でマカロンがよく売れているようですが、これも味もさることながら、食感、歯ごたえと言ったようなものがうけている一つの理由と言われています。パンの生地に練りこんで、少し残してみたり、トッピングとして焼いてみたりしてみても白ザラ糖の食感の良さが出るのではないでしょうか。

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